The CocoLoco’s Life

家庭も仕事も自分も妥協しない!を模索するブログ

人間も動物であると認めることが、真の強さに繋がる

面白い記事を見つけて、思うことがあったので綴ります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c757d530857e435afa9b83852281ee2c8754f00

 

ファミリーマートの「お母さん食堂」という商品名はジェンダー不平等の助長になりうるか?

 

この署名は、ガールズスカウト日本連盟の教育プログラムに参加した女子高生から発信されているようです。

ニュースに取り上げられて議論を起こしていること、とても立派なことだと思います。議題自体には考え方は人それぞれなので賛否両論あると思いますが、それも踏まえて署名行動自体はGood Jobと言いたい。

 

 

 

で、12月29日現在のオンライン署名は2680人とのことです。1万人を目指します、と謳われているので、彼女たちとしては順調ではないかもしれません。オンライン以外にもあるのかな?

 

 

若者の行動に対して「そんな面倒なことを言うな」という意見もあるけれど、それだけはちょっと違うかなと思います。そんなことは、署名結果が芳しくなければ彼女たちも感じる事だし、意外と賛同が得られればひっくり返る意見です。(ただし署名が集まっても回答者の中身を分析は必要)ここは大人としては大人の余裕を見せて見守りたいところです。ファミリーマートさんの対応も過度になり過ぎておらずいいと思います。

 

 

さて、肝心の私の意見はというと、

署名はしないです。お母さん食堂はジェンダー不平等には影響していないと思います。

 

 

正直、私の意見は子供を産み育ててみないと分からない部分が大きいなぁと思うので、女子高校生には伝わらない意見かもしれないけれど。バリキャリ 思考で旦那に育休取らせて養ってる私からの意見が届くといいなと思って綴ります。

 

 

旦那と役割交代して9ヶ月が経とうとしている我が家の現在、日中はずーーーっと旦那が子供を見ているわけで、仕事でストレスの溜まってる私はイヤイヤ期の娘に怒鳴ることも出てきたわけで。

そんな状態でも、娘は一貫して私を求めて来ている。仕事のストレスで受け止めきれないくらいに。。

 

これ程までに、子供はお母さんのことが好きなのか。社会が1年しか育児休業給付金を出さない中、2年、3年と育児休業を認めてくれる会社があるのも、職場の諸先輩方から「事情が許すなら出来るだけ休んだ方がいいよ」と言われるのも、今となっては良くよくよーくわかる。

 

 

今日も娘は寝言で、「おかあさぁん…」と叫んでいる。眠りが浅くなるといつもそう。身体の一部が触れていないことに寝ぼけながらも気づいてゴソゴソと動き出す。

昼寝は、1人だと30分で起きちゃうのに添い寝だと3時間くらい寝るし…仕事で疲れてるから(何回言うねん)私も爆睡してしまう。

 

 

もちろんね、個人差はあると思う。実際に職場の先輩にも、残業続きでほとんど一緒にいないのに何故か僕に懐いてる、というパパさんもいるけれど。

 

 

ただ、人は皆誰かの子供である事は間違いない事実で、それを考えると動物として本能的にお母さん的愛情を求めている部分は否めないのではないかな、と思わされる場面は多いです。

てか、動物なんだな人間は、と思う。授乳室に入ると皆んな赤ちゃんにおっぱいをあげてて、「人間はやっぱり哺乳類なんだなぁー」と思って眺めてしまう。(変態だろ)

 

 

 

加えて、結婚して旦那という他人と暮らし始めて思う、家庭の味の存在。

私の旦那は食パンにマヨネーズ を塗ってトーストするのが好きなのだが、それは昔から家庭で食べてた懐かしの味だそうで。私には全く魅力が無く共感してあげられないのだけど、彼にはとっても魅力的。

大根おろし一つとっても、旦那は汁気をきっちり絞るけど私はそのままが良かったり。

 

 

 

ちなみに、旦那の両親は共働きで祖父母同居。ご飯を作ってたのはおじいちゃん。だから、旦那にとって“懐かしい味”というのはイコールお母さんの味では無いんだけど。

 

 

 

「お母さん食堂」というフレーズについて言えば「懐かしい親しみの味」の象徴として、でも「懐かしの味」とか「実家の味」だと曖昧で説明的になっちゃうから、誰もが不思議と求めてしまう「お母さん」が言葉として採用されたのかなと思う。

 

 

確かに、男も女も料理をする家庭で育った旦那からよく出るワードは、「かぁさんのハンバーグはこう」「親父のハンバーグはこう」と、懐かしの味が色々あるので、時代が進めば「お母さん食堂」って言葉は違和感が出てくるかも。。

 

でも、「お母さん」という言葉をファミリーマートさんは「食事を作る人」としてではなく「子供の頃から食べ慣れた懐かしい味の象徴」として使ってるのかなと。

そして、旦那が言っていたのだか「確かに、お父さん食堂だと脂っこいガッツリ系な感じがするよね!笑」確かに!クックドゥーの回鍋肉的な⁈笑 お母さんの方が健康的で優しい味を想像するよね。。何でだろう?(男は筋肉量が多くて代謝がいいからかな…という議論は長くなるので割愛)

 

 

長くなりましたが、私の結論。

ファミリーマートのお母さん食堂は、ジェンダーの固定概念というよりも、人間が本能的に求めて癒されて安心してしまう「お母さん」的存在や子供の頃の味、を表現するために「お母さん」という言葉を使ったと思われるので、署名はしないです。

ジェンダー不平等はもちろん解決して欲しいけど、それ以前に、お父さんもお母さんも同じ親なのに、何故かお母さんを求めちゃうよね〜っていう人間の弱さを認めることの方が先かなと思う。弱さを認識できないと、強くはなっていかないからね。

 

ただ、こんな世の中になって欲しいという気持ちを抱いて行動にうつす若者を見られたのは本当に嬉しい。なので署名はしないよ、と示すことが応援に繋がると思って綴りました。欲を言えば、ファミリーマートさんのコンセプトを踏まえた上でどんなキャッチコピーに変えれば良いかも聞いてみたいですね。(仕事は文句言うだけじゃ終わらないのよ〜若者よ!)